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アポロ11号

人類初の月面着陸でアームストロング船長のことば・・・

That’s one small step for man, one giant leap for mankind.

あとにも先にも、この偉業以上の感動はあまり記憶はない。giant leapとは「偉大な飛躍」である。

最近、アポロ11号クルーが生で登場するドキュメンタリ映画があった。最近制作された宇宙もの映画以上の迫力で、まさに実際おこったことが近年の映画のシーンにも勝るとも劣らぬ迫力であった証拠だ。現在一般に使われているPCの原型と言ってもいいと思うが、MS-DOSコンピュータが世に出たのは、アポロ計画の偉業よりもはるかに後のことである。にもかかわらず、サターンV型で出発し月面着陸を果たして大気圏にはじかれず地球に帰還・・・どんなシステムが支えていたのか、仕事などでコンピュータの威力に接するようになってからずっと気になっていた。

アポロ誘導コンピューター(Appolo Guidance Computer:AGC)なるものらしい。月面着陸直前にアームストロング船長の心拍数を上げたエラーコードを発出したり、すばらしいシステムだ。開発プロセスも想像できなくもないが、膨大なバグつぶしの連続であっただろう。映画「アポロ11号」でこのことを再認識した。

いま、自動運転などAI活用の研究が活発化している。はたまた「空飛ぶクルマ」も開発されている。ひとりの技術者としては興味は尽きない。大いに楽しみではあるものの、「パンデミックへの防御がワクチンや特効薬でほんとうに大丈夫なのか」的な、現在の社会システムの脆弱性も含め「これでいいのか」のようなものを感じる。

技術は進化した、でも社会システムや政治は進化したのだろうか・・・バグを発見しても、バグ修正はできているのだろうか。。。


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