電源構成目標と課題
経済産業省の考える電源構成グランドデザインとして、政策観点・技術観点から多様かつ詳細な考察がなされている。しかしながら、
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原子力に関して、中長期的には、実はコストが高いことや、安全性に関して「楽観的展望」に見受けられる。確率論における期待値で、危険度を議論すべき。
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再エネを増やすと言っても、産業界が確実な答えをもっているか疑問。 (e.g. バイオマスや地熱の立地問題、風力のコスト問題)
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太陽光発電所の建設コストに関するメスは入っていない。(日本の太陽光発電所の建設単価はドイツの2倍以上)また、発電所のメンテナンス問題、太陽電池モジュールの長期信頼性、稼働済み発電所のリサイクル問題、など産官連携した制度設計をさらに前進させる必要がある。
JPEAは太陽光発電増加のトレンドを示すが、1MW未満が主力であると見通している。
太陽光発電所を増やすためには・・・
社会に受け入れてもらえる技術とは何か、から考える
現在、開発を進めている「環境共生型アグリソーラーシステム」、美辞麗句だけで社会に受け入れてもらえるものではない。目標が正しくてもプロセスが正しくなければ社会に浸透できるものではない。正しいプロセスとは何かを、トライ&エラーで訴求していく途上にある。
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